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たまソフト:永遠の終わりに(エロゲ)

永遠の終わりに。(2ちゃんねるでいうところの“のわりに”)

 いつもながら纏まりの無い文章を書こうかな、と思いテキストソフトを立ち上げた次第だ。
 というか、この“たまソフト”の永遠の終わりにをプレイし終わって、まぁ1√(浅山くるみ√)だけだが……。全√をプレイする前に、感想やらレビューやらをすぐさま書きたくなる程の感慨深いソフトだったのだ。
 いや、感慨深いと言うよりも――正直PC-9801時代からエロゲっていて(ホワイトアルバムから5年ほど開いてはいるが)今までプレイした中では最高のソフトだった。
 とりあえずプレイ終了後興奮冷めやまぬ状態で記事を書いているので、過大評価は拭えないかもしれないが。しかしながら、現実にプレイ中に色々な感情が剥き出しになってFUCK! と連呼したことはあまり無く、この喜怒哀楽を内包したFUCK! を連呼するに至った(至ってしまった)このソフトは、やはり絶対的(必然的)に素晴らしいソフトなのである。
 余談だが、このソフトをプレイする前に「ふくびき! トライアングル」という地雷全開糞ツマラネェゲームをプレイした結果、反動でより「永遠の終わりに」超最高! となってしまった可能性は否定できない。だが、FUCK! FUCK! と以下略。
 あと、前文を読むと一目瞭然だが、このソフトを面白いとは表現していない。実際に面白くはなかったからだ。だが、面白いだけが評価ではない、と思う。更に反するが、だからといって、じゃあツマラナかったのか? と問われると全力で否定する。このツマラナイ以外の、様々な感想や感情、感慨があるだろう。それらが「永遠の終わりに」の評価に現れるはずである。凄く良かった――無条件に最高! というのもひとつの評価としてあるはずだ。
 そして、この最高傑作のソフトはワゴンにて塵のような値段で叩き売られている! 糞ツマンネェ抜きゲーを“○夏目”出して買うぐらいだったら、迷わず「永遠の終わりに」を購入するのだ! 更にFUCK! FUCK! と叫ぶのだ!
 
 とまあ、気持ちよく息巻いてみた訳で(笑)
 私事で申し訳ないが、縁も切れて久しい鏡一郎氏には是非ともこのソフトをプレイして頂きたい。精神の約90%はエロゲで出来ている鏡一郎氏にプレイをして頂いて、感想を聞いてみたい読んでみたいのだ。遠い未来の、ブログでの長文を期待する。(といっても、この記事をたまたま読んでしまうとは到底思えないのだけれど)
 
 あれ? しまった……。元々この記事はネタばれを含むつもりだったのに、プレイを強要してしまった為にネタばれを書けなくなってしまった。なので、ざっくばらんに書いていこうと思う。
 
 
 ――音楽。
 数少ないレビューを読んでみると、否定的な意見があったのには驚いた。
 なぜ驚いたかというと、音楽を請け負っている外注先は細井聡司(Energy Field)なので、普通に鉄板じゃんね! と思っていたらそうではないらしかった。BGMが世界観にはあってないそうである。(知らない人は、細井聡司(Energy Field)をぐぐってください)
 俺は間違いなく全肯定派なので、作中曲の「farewell」でオナニー3杯食えるわ、と声を高らかに発することが出来てしまえるが。そんな馬鹿っぷりを差し引いたとしても――鬱積で満ち溢れている敗退的な世界観の「永遠の終わりに」には、細井聡司(Energy Field)が紡ぎ出すダウナーでメロウな楽曲達がとてもマッチしていると思う……。どうでしょうか。
 多分、否定的な意見というのは、BGMが世界観にはあってない、というよりもエロゲ&コンシューマーでは聞きなれない音源が気持ち悪いだけなんじゃないだろうか。聞きなれない音源が素直に身体に入ってこないので、ノイズとなって耳障りになるのだろう。ミクスチャ系サイケデリックの良さの解る人間が、いったいどれだけエロゲユーザーにいるか? って話である。
 「farewell」でいうところ、ピアノはアナログ加工でぷつぷつを入れてあるし、アナログ盤特有のミュート(針飛び)も表現されている。ドラムは手前に飛び出ていて、バンドと音場を狭く取って配置をしている。
 デジタルに慣れきった人間には、この手法というかジャンルというか……。まあ理解されにくい、というのが正解だろう。実際にノイズを乗せているし。
 俺なんかエロシーンすっ飛ばして楽曲でオナニー3杯……やめておこう。
 
 
 ――エロシーン。
 くるみちゃんに、強烈にハァハァしてたんだけれど、エロシーンはほとんど見なかった。うーん、見られなかったというのが正直なところ。
 どういうことか、というと。この後のくだりとあわせて詳しく説明するが、涙と嫉妬(SHIT!)でFUCK! FUCK! と叫んでいたからだ。それでも出来る限り見ようと努力をしたし、頑張ってくるみの喘ぎ声も聞いた。主人公の台詞や感情に打ち震えて天馬製プラスチック収納ケースに何度も頭を叩き込んだりもした。
 エロシーンは揺さぶられるように出来ているのだろうか。さすがに考え過ぎのような気がするが、感受性豊かな俺としては、どっぷり&ちょっぴり傷ついたわけである。
 あと、それとは別のベクトルでいうと。このソフトはエロゲではあるが抜けるように作ってないので、儀式みたなものだと思ってもらって結構。セックスが目的のではないので、会話だったり結び付きだったり感情であったりする、いわゆるひとつのツールなのだ。
 
 
 ――シナリオ等、マクロ的視点。(ネタばれしてしまうのでミクロな話は、なしで書く)
 永遠の終わりには、現在と過去と未来の3つで構成されている。ソフト(ゲーム。以下ゲームと表記)を始めると現在からスタート。そして次に過去に進み、最後に未来でENDとなる。
 現在の主人公が――敬介。が主要メンバーにかかわっていくと、何かぎこちなさを感じて過去になにかあったんじゃないか、と謎が浮かび上がってくる。そして仲の改善を求めて敬介は行動。その際にエロゲで言うところのキャラ別のルート分岐があるんで、好きなキャラの選択肢を選ぶ訳だ。そして現在の最終“転”で終了して過去(キャラ√)に突入。
 過去の主人公は――圭一。過去にあった出来事を辿っていくことで謎を明かされていく。ここでは過去の起承転結となり、
 未来――で現在の結となる。
 で、ここからが本番。
 他のレビューではみられない角度から書き綴っていくので、相当病んでいると思ってください(笑)多分こういう風にプレイした人間は少ないだろうし、正常なプレイだと言い切る自信も正直にない。当人は至極まっとうなプレイをしたつもりだったが、まぁ否定されるのが落ちだろう。なので、こういう視点もあるよ、お徳だよー楽しいよーといいたいんです。
 それでゲームを始めると、すぐに過去になにかがあるとわかる。すなわち進めていくと、過去のシナリオ又は過去の説明があるだろうと気づくわけで。そして予想通り過去編に入るとすぐに「敬介=圭一」に線に繋がっていく。なぜならば物語を多少読んでいる人は、経験から構成や視点などで「敬介=圭一」と気づくのだ。(ミクロで書くとネタばれするので割愛)多分、そのつもりでシナリオを書いているはずだろう。(それは後ほど)
 が、しかしながら、過去編で「敬介=圭一」とは一切公言しておらず、それを材料として「敬介≠圭一」の構図が可能。すなわち過去の時点において「敬介=圭一」という確証は得られないからである。さらに言うなら敬介=圭一を匂わしたミスリードを誘っているのかもしれない。
 と思いながら「敬介≠圭一」で進めてみると、ものすっごい切ないことになるんですよ! そりゃーもうFUCK! FUCK! と叫びたくもなるわってなもんですよ。
 よく考えてくださいよ? 現在編を最初にやって、敬介視点で進めてたわけじゃないですか。しかもそのときに好きなキャラ(くるみ)とくっつきたくて選択肢を選ぶ訳ですよ。そしたら過去編で、圭一とセックスする訳ですよ! プレイヤー敬介視点で、大好きなキャラ(くるみ)と過去の男(圭一)とが目の前でセックスするんですよ? はっきり言って寝取られですよ、これ形を変えた寝取られ! しかも過去の話しで、変更しようがない普遍的な事実ですよ。マジで初セックスシーンなんて涙で画面が見えないですよ。なんでって、もうキャラ(くるみ)っていうか、もうくるみって書きますけど。くるみの声も感情がしっかり入っててね、圭一のことが好きなんだってダイレクトに伝わってくるんですよ! かんべんしてくださいって! どう考えても現在に戻ったときに、プレイヤー(敬介視点)はくるみと付き合えないじゃねーか! 
 泣きましたよ! モニター前で吼えましたよ! うなりましたよ! しかも最悪(最高)なことに、圭一めちゃめちゃいいやつだよ! そんな圭一に惚れるくるみの気持ちもよくわかるよ! しょうがねえよ! 好きな娘が幸せになるのは嬉しいよ。俺も幸せだよ!
 あー死にてぇ。でも祝福してぇ。この二人は救われて欲しぃ。いっても現在の時点で結果出てるぅ。ああああああああああ、もう、くるみくるみくるみ、FUCK! FUCK! SHIT! FUCK! FUCK! FUCK! 好きなんじゃヴォケ!
 そして俺はのた打ち回って、未来編に戻ってENDである。
 一応、“多分、そのつもりでシナリオを書いているはずだろう。(それは後ほど)”と書いたのは簡単な話。単純に攻略キャラ(くるみ)が、敬介での攻略不可というのが商業的に考え辛いからである。
 
 
 プレイ終了後は、この感情はなかなか得られない貴重なものだった。このゲームでしか得られないかも知れない。実際に、ここまでの衝撃とは他で出会えることは出来なかったわけだ。
 ただし、欲をいえばたしかに突っ込みたいところは多少ある、俺は多分少ない方だと思うが。あと長すぎるから三分の一ほど削れと、いいたいのはいいたい。一般的にいえば半分削れといいたくなるだろう。
 まあダイナリショウナリ欠点はあるだろうが、それらが直結してこのゲームの魅力の部分でもある。その欠点と美点とのせめぎあい落としどころが、このゲームの評価につながると思う。俺の場合は、ほぼ美点にスライドした評価である。
 
 ネタばれしないように、と書いたので、なかなか全部を伝えるのが難しかったが。出来ればやってみて欲しい。そうしたら、この記事もわかってもらえるだろう。
 最後に……。他の人のレビューを読むと、くるみ√は最後にしたほうがいいらしいよ(爆)
 涼√、帆月√、くるみ√が推奨なんだって! ……えーっと、
 そんなの関係ねぇ!

  1. 2010/05/21(金) 19:08:58|
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