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こちらは、主に素直でクールな女性の小説を置いております。おもいっきし過疎ってます
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ライトノベルな話

 最近、最近のアニメっておもしろくねーよ、と愚痴をこぼしていたんです。私は’80年代のアニメが大好きなので……、ダーティペアだとか。なので、大人気の萌えアニメの頭五分ほど観て、あーあかん吐き気がする、といってはプラズマモニタを元電源から切っていました。言い過ぎました、主電源切るぐらいです。
 それで、ですね。マトモにアニメを観てないのに文句たらたらいうって……なんかアナルセックスもしたことないのに、偉そうに経済の話題なんかするなよー、みたいな感じになったので(自発的にですが)。テレビ東京のWBS《ワールドビジネスサテライト》を心置きなく、そして意気込みだけは視姦するほどの勢いで、みる、ために最近のアニメを観ることにしました。
 それにしても、いきなりひだまりスケッチのような、フラグシップモデルとかリファレンスモデルだとかいうような至高《ハイエンド》の萌え作品は、正直敷居が高いよねぇ、などと思って私にもみれるような作品を観ることにしました。
 図書館戦争。
 ――強烈に面白くないんですけど。
 この面白くなさを説明することが面白くないんですけど、実際。まぁ、この駄洒落が既に面白くないので、もうどうでもいいです。この作品の面白くなさを説明するぐらいだったら、図書館戦争すっげぇ面白いぜ! と上から目線でうそぶいてる方が私にとって非常に有益なのです。うそぶいてる、を嘯《うそぶ》いてるとルビ振ってまで表現しようか悩むほどの価値はあるのです。
 RDは観てください。口頭で三時間ほど友人と議論したぐらいの面白い作品ですから。
 しかし、このままではWBSがちゃんと観れない。WBSを観ないという選択肢は考えられないので、むしろアニメを観なかったらいいじゃん? あーゆー? となると、おもいっきし本末転倒やん! おいおい本質見失ってるよー。
 私、初心に還って、ライトノベルを読むことにしました。
 でもいきなり、超有名な萌え系の作品を読むのは如何なものか? と。現に図書館戦争で嫌なおもいもしてるし……。なので、古本屋で文庫本を探しているときに、砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない、が目にはいりました。
 おおーそういえば文学賞とった桜庭一樹なんかいいんではないかい、現在一般で書いてるしいけるでしょう。と安易な気持ちでその本を購入しました。失敗しましたとはいいません……、大誤算でした。ここでカッコ笑いを入れたいぐらいに(笑)。
 ついでに、懲りずに有川浩の、塩の街。林真理子の、聖家族ランチ。川上弘美の、センセイの鞄。行方不明になった花村萬月の、渋谷ルシファーと風に舞う。を買っちゃいました。友人が言うには、センセイの鞄、は完全に逝っちゃってるようなことなので、非常に楽しみにしています。
 あー、砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない、ですよね。
 善《よ》くも悪くも、ライトノベルの域を超えていました。
 ぶっちゃけ、ライトノベルの手法と技術、体裁を整えていましたが……。あれはやり過ぎです。一般エンタです。どうしてもライトノベルなので詳細の部分は読者層的に放ってましたが、綺麗にまとめていて桜庭一樹の能力の高さが覗えました。はっきりいって、挿絵なんざいりません! むしろノイズにしかなりえません。
 ライトノベルでなかったら、制限がもっと緩和していたら……。
 作品には主人公の兄貴が出てきて、それが重要な役割を果たすんです。主人公の悩みとか問題などを、科学的に解説や読者にわかり易く説明してくれるんですが、その科学的要素がギミックになって物語に深みがでるんですが。めちゃめちゃ直線的で、いや直接的で広範囲にひろがってないんです。
 実に勿体ない。ライトノベルの制限が、その広がりを妨げているんです。しかし、それをやってしまうと、ライトノベルではなくなってしまいますので、多分桜庭一樹は、しぶしぶこの方法で表現したんだと思います。
 いっても、既にライトノベルの域は超えちゃってるので、穿った見解でこの作品を読むと、とても面白いと思います。私は結構楽しめました。
 不思議なことがあって。何故かわからないんですけど、乙一と比べてしまうのはどうしてしょう? 乙一下手だなぁーと関心させられてしまいました。
 オワリ。
  1. 2008/08/01(金) 06:43:41|
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生きてますよ、実は。

 更新が滞っています。作品は書いているんですよ。poolです。皆さん俺のこと忘れていませんか? 俺は皆さんのこと忘れていませんよ。


 最近は素直クールを書く暇がなく、やきもきしております。もっぱら人間書いています。目指すはエンタメになっちゃっていますので、なかなか素直クールの出番がありません。書くキッカケがあれば、気合入れて書きますね。


 三月には投稿予定の公募が二つほどありますので、只今挫けず、何かを振り絞って執筆しております。不定期更新ですが、更新するのか? と更新する自信は皆無ですが、ボチボチ更新していきます。


 と、いうことで、色々諸々含みがありまして、原稿用紙5枚以内の作品を書きました。削りに削って5枚におさめた作品をアップします。“仕事帰り


 ではでは皆さん、ごきげんよう。

  1. 2007/02/20(火) 19:53:13|
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バトーンヌ

 盟友のツッキーからパクって来ました、ピラミッドバトンです。


◆まず適当に「い」で終わる形容詞を8つ書き出します
◆隣り合う二つの形容詞から連想する言葉を、その下に計7つ書き出します
◆同様にして次は6つ、その次は5つ…という風にピラミッド式に連想を続けます
◆最後に連想した言葉が1つになったら完成です


 


暗い 長い   速い   果てしない  烈しい     偉い      憂い  のっぴきならない
  橋  新幹線 コンコルド   リビドー グレートサスケ  冷めたピザ  愛
   夕日  資本金   高速ピストン デルフィンVSサスケ 政治    アメリカ
    漢達の情熱 ジゴロ    迸る血潮  所得税可決の議会 ファーストレディ
        浪漫  ハードボイルド  デモ    セクハラの問題定義
          都落ち     全共闘  痴漢車両の必要性
              総括     国鉄
                ひとりよがり


2:この逆ピラミッドは下にある言葉ほど、 あなたにとって大きなテーマだと考えられます。自分の作ったピラミッドをみてどうですか。感想をどうぞ。


 微妙に合ってるのがイヤなんですが……。


 結構面白いら、興味がある人やサイトのネタにどうぞ。

  1. 2007/02/07(水) 00:07:14|
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予定

 最近は黒服日記ばかり更新しているpoolです。どうぞ宜しくお願いします。
 さて、十一月十二月と、中編を一ヶ月ペースで仕上げてきましたが、一月の予定は一作と以前書いていた“死線”の続きになります。
 流石に死線のペースを知っている方はわかると思うのですが、一週間に原稿用紙20枚ぐらいしか上がらないぐらい書き込んでいる作品なので、予定では三月に上がればいいなぁ。そう考えています。支援のえろく様には頭が上がらないのですが、正直に申します……また困ってください(笑)poolの愛情表現なのです、決してツンデレでは御座いませんよ、うふふ。
 で、あとの一作が、約一年前に書いた小説の体をなしていない作品“あとのまつり。”のリライト版“痕の茉莉~あとのまつり~”です。多分この作品より以降はラノベを書く事が少なくなると思いますが、みなさま暖かい眼差しで、俺を貫いて下さい。
 最後に恥かしい作品“あとのまつり”を上げますので、心なしか低い声色で「嘘だろ、おい」と、嘆いて下さい。poolとしては可愛らしい子供ですので、過保護に守り通します。


 話は変わりますが、冬コミに参加した方々お疲れ様でした。おかげさまでウチの本も全てハケまして、皆様に感謝しております。またこういった機会に恵まれましたら、現地には行けませんが作品を届けることが出来れば、と思っております。これもひとえに冬コミに参加したcoobardさまのお陰でございます、次回夏があるようでしたら、またお願い致します。(なんてずーずーしい)待っていますよ、coobardさま(オイ


 するって事で、あとのまつりスタートです。
 
 
 わあ。血の海だあ。なまあたたかいね、お父さん」
 ――――お父さん! お父さん! 何か言ってよ、お父さん!
「つまんない。お父さんのばかあ」
 お父さんを小突いてみた。。無言だね。あはははは。どうしたのかな? しょうがないなあ。
「パパ、パパ。体じゅう、まっかっかだよ。パパってば」
 パパって、ゆってもだめだった。ざんねん。
「お母さん、お母さんどこにいるの?」
 あっそうだ! ぜったい、台所だ。
「お母さあん」


 ネチャ…… ネチャ…… ネチャ……


 ろうかが。血だらけの、ろうかが。
「す、ご、い。足が、まっか。足あとできてる。おおおお。」
 かんどう! へええええ。足のかたちが、白く抜けるんだ。じゃあ。赤くない場所で――
「えい」
 血がついてない場所で、足あとをつける。まっかになる。
「だよね。そうだよ」
 ――うっとり。お母さんのいる、台所へ。行こう! 行こう!


 ピチャ…… ピチャ…… ピチャ……


「お母さん、どこ? どこにいるの?」
 ここも血だらけだあ。お母さん――ああ。いた!
「お母さあん。あのね。あのね、お父さんにれ―」
 包丁。お母さんの背中に、包丁。あうと! あうとだよ。イスに座って包丁、『あうあう』
「あああ、白のセーターまっかっか。おーのー」
 せっかくお父さんのしたこと、言いつけてやろうと思ったのに。ばかあ。
 包丁から血がしたたって、水もしたたるいいお母さん。っておい。
「ふふふふふ、自分つっこみ大成功!」
 そうだあ、お兄ちゃん。わたしには、お兄ちゃんがいるのだ。
「お兄ちゃん。お母さん包丁ささって、大惨事」
 2階にいるのかな? そうだんしよう! そうしよう。
「お父さんとね、お母さんがね、血だらけなの。どうしよう?」


 ドン ドン ドン 
 
 階段、階段、どんどんどん。上がっていったら、お兄ちゃん。みーっけ。2階のろうかで、こんばんわ。
「わあああああああ、来るな! 来るな! 来るなって!」
 お兄ちゃん、自分の部屋に逃げてった。しょうがないな。
「どあ、開くかな? ――かぎ付いてないし。お兄ちゃん!」
 入ってびっくり! お兄ちゃん。手に、なにもってんの? もうダメだなあ。
「カッターナイフの使いかた、まちがってるよ。いもうとに向けたら失格。」
 お父さんをたおした、ゴルフクラブで『えい』お兄ちゃんグッタリ。ふきだす血しぶき、イエス。
「まだ手にもってて、いかったね――あうあう。わたし、ウイナー」
 お父さんも、いっぱつ! お兄ちゃんも、ばいばい。
「お兄ちゃんも、お父さんもワン、ツー、どーん。またね」


 ジジ…… ジジ…… ジジ……


「わお。ビデオはけーん。すいっちオン!」
 ビデオデッキは再生中。テレビのすいっちオンにする。はだかのわたし、登場! 股からながれる白いえき。
「あちゃあ。やられてるよ。お父さん走って逃げてるう。あららあ」
 わたしも目覚めて、なんだこら? 『ちょっ、何で裸なの? え? あれ? お父さん?』だって。ばかだなー、なんで気づかないのかな? れいーぷ。れいーぷ。お父さん。れいーぷ、ヨロシク。
「おおおおおおおおお、おっかけたあ! お父さんを、おっかけたよ!」
『きゃあああああああああ!』耳にきた。耳に。いたあい。いたあい。わたし、声でかすぎざます。
 こんな【けいい】があったんだ。わすれてた。





 ――それで1階で、あんな事に……思い出した。
「ワタシコロシチャッタ。おとうさん。おかあさん」
 私は裸のまま一階に降りて行き、階段に置いてあったゴルフバッグの中から、クラブを取り出す。
 父の頭部に一撃。更にクラブを叩きつける。その後、台所で母と押し問答の末、背中に包丁が刺さる。そのまま椅子に座らせ、父の所に戻り記憶が飛ぶ。その後どうなったか?
「そう。私、コワレチャッタ」


 ゴン
 
 私の頭に衝撃が走り、倒れる。その時何かに当たり、ビデオが巻き戻される。
「あっ、兄貴なにして――」


 ゴン


 意識が薄れていく中、ゴルフクラブを持った血だらけの兄貴と――巻き戻しで再生させる、兄貴と私の性交渉が流れていた。あ、兄貴が襲ったの? ああ……だから盗撮されているのか。父は関係なかったのか。たまたま父が、来ただけで。
 私が最後に見たモノは、性交渉中の映像が流れるブラウン管に、反射して映し出される兄貴の姿だった。
 曲がりきった、あかぐろいゴルフクラブで――
「――――」


 ゴン


 わああ。まっかっか。わたし。

  1. 2007/01/02(火) 03:11:22|
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冬コミ無料配布本 “終らない夏夜に溺れるヲタク達の鎮魂歌”

 久方ぶりの黒服日記更新です。この十二月は冬コミにcoobard様がブースを借りて参加する、ということで俺は、仕事に追い詰められる中、無料配布本を作っていました。一応作品自体は十二月の十九日、二十八時という、もう二十日の朝やんか。そんな丑三つ時の先送りのちに出来上がりました。製本まではまだ時間が掛かりそうですが、年末の最終日には我が子のような配布本が届いていると信じています。
 で、題名が“終らない夏夜に溺れるヲタク達の鎮魂歌”。不肖pool渾身の、ライトノベル系ギャグ小説になっております。隔たったマイナーギャグ路線を貫くpoolならではの、パロディ自体をストーリーに組み込んだ意欲作!
 微エロありシュールギャグ満載の、pool自身ノーパンク――NO制御――で仕上げ、小説として体をなした。なしていると思う、ある意味pool自身の中で印象深い作品になりました。


 この作品、無料配布本ということで製作しましたので、すでにライトノベル作法研究所の鍛錬投稿室短編の間の方へ投稿してあります。お金を払って頂いて購入する本ではございませんので、フリーとしています。
 興味を持たれた方は、短編の間の直リンクを貼りましたのでどうぞ。


 終らない夏夜に溺れるヲタク達の鎮魂歌 《そのうちリンク切れ有》


 そういえば、あらすじを書いていなかったですね。
 彼女との出会いは突然だった。「酷い、いたいけのない可憐な生娘の身体を痕《きず》物にしておいて――」 破天荒な自称乙女に出会ってしまった主人公。その出会いから日常が変化する……バイト先の先輩や友人と、悶え苦しむ日本海のような荒ぶる展開を繰り広げる。いま鎮魂歌が流れ去る。


 この半年ほど一般エンタ系に走っていたので、昔のような勢いのある作品かけるのだろうか、とかなり懸念していましたが、勢いがあったと感想を頂いたので、胸を撫で下ろしました。
 今回は書いていて楽しかったですね、キャラクターがほぼ固まっていたので、勝手に動いてくれました。詐欺師のような似非素直クールと、お姉系ツンデレ《少々リアリティ出しました》、ヲタクの悪友。キャラが濃すぎて纏めるのが大変だった、そんな感想ですね。
 そのうちリンクが切れますので、切れましたらうちで保管いたします。


 ではでは、次回の黒服日記はいつになるか分りませんが、その時は宜しくお願いします。

  1. 2006/12/21(木) 20:43:52|
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